トレーラーハウスとは

トレーラーハウスの種類から活用方法まで気になることを分かりやすく説明します

トレーラーハウスとは、
車輪のついた小さな移動空間です

トレーラーハウスとは、車輪のついたシャーシの上についた小さな空間のことです。

キャンピングカーやコンテナハウスと間違われることも多いトレーラーハウスですが、実は和製英語です。シャーシとタイヤと一体となり、牽引をできる移動空間のことを言います。シャーシより上部の構造自体は、日本ではパネル工法を用いられることが多く、天井も高く通常の住宅における体験と変わりません。内部の間取りや水回りも同じようにつくることができ、天井の高さも余計なガマンを強いられることはありません。ただ、床面積としては道路を運搬する都合上、限りがあります。

さらに、ウッドデッキを併設させて、室内からそのまま出られる庭のような開放的な空間を用意することもできます。ひとつのトレーラーハウスでは空間が足らない場合には、トレーラーハウスをもう一台追加することができます。ライフスタイルの変化や家族のライフステージの変化に応じて、トレーラーハウスの増減をデザインすることで柔軟な空間体験を創出できることが最大の魅力です。

トレーラーハウスの歴史

トレーラーハウスは19世紀中期から後期にかけての西部開拓時代を文化的起源として生まれました。馬や牛などで家財道具を詰め込んだ幌馬車によって移動しながら生活するというものです。20世紀のモータリゼーションの発達以降、自動車を用いることで西部開拓時代と似たようなライフスタイルをレジャーで再現するようになりました。T型フォードを改造した1916年にデザインされたTelescope Apartmentはその一例です。さらに第二次世界大戦中には、兵器工場が設置された町の急増する労働者の住まいとしても利用されたことを契機に、レジャー用ではなく、住宅仕様のトレーラーハウスを考えるきっかけになりました。その後、トレーラーハウスはサイズが大きくなり、住宅としても使われています。1950年代ではモービルホームと呼ばれておりましたが、現在ではマニュファクチャードフォームと呼ばれています。米国では、年間50万台以上のトレーラーハウス(※1)が生産されています。
※1レクリエーショナル・ヴィークル、マニュファクチャードホーム、パークモデルを合わせた数字

日本では輸入したトレーラーハウスを、一部のユーザーがが使う形にとどまっていました。ただ、最近でトレーラーハウスの可動性や設置性の高さから、災害時の住居支援として注目され、国内で生産するメーカーも増えてきています。

トレーラーハウスの種類

旅行用の
レーラーハウス

旅行用のトレーラーハウスは軽量に作られており、幅が概ね2.5m以下です。

旅行用のトレーラーハウスの中にはフィフスホールやトラベルトレーラーなどがあります。米国におけるトレーラーハウスの歴史は20世紀初頭にトラベルトレーラーから始まりました。

住居用の
トレーラーハウス

住居用へとトレーラーハウスがが発展したのは1950年代。米国では、それまで幅が2.5m以下であったものが、3mへと大きくなりました。
3m幅のトレーラーハウスが運行するための法律や制度が整い始め、モバイルホームとして市場が広がりました。
現在では、モバイルホームはマニュファクチャードホームと呼ばれ、単独で利用することもありますし、2つ、3つのユニットを設置場所に持ち込み連結させるものまであります。外から見ると普通の住宅とほぼ変わりません。

旅行用と住居用のあいだのトレーラーハウス

パークトレーラーは旅行用にも別荘にも利用されるトレーラーハウスです。
米国の基準では、大きさが37㎡を超えない大きさとされています。シャーシの上に載せる建物部分の構造は、パネル工法で作られることが多いです。

トレーラーハウスとコンテナハウスの違いは?

トレーラーハウスと似たものとしてコンテナハウスがあります。コンテナハウスとは、海上輸送用のコンテナの規格をそのまま活用したものになります。大きいものでおおよそ長さ12.0m×幅2.4m×高さ2.5mというサイズになります。この他、長さが3m程度、6m程度のものなどが存在します。

一方で、トレーラーハウスはおおよそ、長さが4.0m~12.0m、幅が2.5~3.5m、シャーシから上の高さが最高で3m程度というサイズになります。なので幅の違いが大きな違いとなります。コンテナとトレーラーハウスのわずか50cm前後の幅の違いが空間体験としては劇的とも言えるほどの違いを生み出します。コンテナだと狭く感じ、トレーラーハウスだと通常の住空間のように感じられます。また、コンテナを地面に設置する場合、建築物として扱われるのに対して、トレーラーハウスは設置の条件によっては建築物にならないことがあり、これがトレーラーハウスの設置性の高さにつながります。

トレーラーハウスならではの活用方法

住まいでもオフィスでもお店でも、あなたの求めるライフスタイルに作り上げられる。それがトレーラーハウスです。

シャーシの上につくる工法から、目的に合わせて柔軟に間取りや設備の設置をすることもできます。
住まいとしては、風光明媚な場所に設置する別荘や、2つの地域にまたがる活動拠点として最適です。平日は都会暮らし、週末は自然を満喫するといったライフスタイルにはぴったりです。単身者や夫婦などの終の住処としても、十分にしかも自分好みのライフスタイルを実現する場所としてデザインすることができます。

オフィスとしては、仮の事業所としての利用から、リモートオフィス、ワーケーションオフィスとしても利用可能です。リモートオフィスでは、地方をはじめ、都市郊外の駅近くの設置に関しても利便性を発揮するでしょう。都会に生活するあなたの徒歩圏内で新たなライフスタイルを提供できます。

お店としては、石窯を設置してピザ店を経営されている方から岩盤浴まで幅広い業態に使われています。トレーラーハウスは、今まで設置ができなかった場所での飲食店などが実現できます。

またトレーラーハウスは増減が可能なので、ライフスタイルやライフステージの変化に応じてトレーラーハウスを増減させることで柔軟に対応することができます。建築の場合、増築するにも現築するにも必ず解体工事が発生するので大掛かりなものになりますし、廃棄物も発生することになります。この点では、トレーラーハウスは環境にも配慮した優れたソリューションと言えるのではないでしょうか?

トレーラーハウスは建築?車両?税金は?

トレーラーハウスは、目的と合わせてサイズを調整することができます。求められる空間体験に合わせて、柔軟に設計を変えることができます。ただサイズが大きい場合、移動の度に特殊車両としての運行許可を取る必要があります。

トレーラーハウスは地面との固定方法やインフラとの接続方法によって建築物となりません。しかし、最終的には自治体の判断が必要になります。建築として設置する場合は地面への緊結や建築確認申請が必要になりました。当然建築物なので、固定資産税も発生します。一方、特車両サイズと呼ばれる幅が2.5mを超える大型のトレーラーハウスを車両として設置する場合には、固定資産税は発生しません。まだ日本のトレーラーハウス産業はアメリカに比べ小規模ですが、産業として健全に発達していく過程においては、トレーラーハウスにもきちっとその規模に応じた課税の仕組みを作る必要があるでしょう。

LARGOが提案するトレーラーハウス

ワーケーションモデルMOVIENDO仕事と遊びを両立

ワーク(仕事)とバーケーション(休暇)を組み合わせたワーケーション。 オフィスとしての機能を備え、仕事が終わった後に宿泊もできる 、まさにワーケーションのためのトレーラーハウスです。
全面開放できる窓からデッキに出て外での仕事やウェブ会議用の個室も用意したモデルです。

詳しく見る

住居モデルLARGHETTOどこまでも自由な住まいの形

新たな土地に住むことは、簡単ではありません。
不安が多い移住や転居にも対応する住居要のトレーラーハウスです。住む場所を選ばず、どのような環境にも適応する住居用のトレーラーハウスです。コンパクトな空間の中でも、広々とした窓が特徴的で、住宅としての機能をしっかり実現したモデルです。

詳しく見る

はなれモデルRUBATO手軽につくる
あなただけの空間

自宅での仕事や二世帯住宅が増える中、リラックスできる空間が必要になってきます。周りを気にしない自分だけの「はなれ」空間で快適な時間を過ごすためのトレーラーハウスです。住宅につなげた「はなれ」としての利用や、休日にはそのまま持ち運べる小型モデルです。

詳しく見る

ワーケーションモデルCOMODOグランピングを
より魅力的にする

グランピング用に進むトレーラーハウスの活用。自然あふれる土地にトレーラーハウスを配置すれば、すぐにグランピング場ができあがります。
宿泊に必要な機能をコンパクトにまとめたモデルです。

詳しく見る

ご要望に応じた提案をご用意します。
まずはお問合せください。

お問い合わせ