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サテライトオフィスでの仕事の仕方

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ワーケーションとデザイン

2022.06.21 ライター:小貫信比古

サテライトオフィスでの仕事の仕方
Photo by SDX2

サテライトオフィスでの気分転換

普段のオフィスでの何気ない場面が、サテライトオフィスであれば、大きく変わります。 例えば、ちょっと仕事に疲れた時、都心のオフィスであれば、デスクでコーヒーやお茶を飲んでひと息ついたり、周りの同僚と雑談をしたりとなるでしょう。
サテライトオフィスの場合は、扉を開ければそこには緑に囲まれた大自然が広がっています。 さらに10分くらい林の中で散歩をするだけで、マイナスイオンをたくさん浴びて、リフレッシュをすることができます。

外での仕事という醍醐味

オフィスの中だけでなく、外で仕事をできるのもサテライトオフィスならではの醍醐味です。 サテライトオフィスの目の前には青々とした芝生が広がっており、椅子を持ち出して仕事ができます。 大空を旋回するとんびの特徴的なピーヒョロロロロという鳴き声を聴き、暖かい陽の光を顔に浴びながら仕事に取り組めば、その進み具合は普段とはまったく違います。
特に、じっくり考えながら頭の中身をアウトプットしていく、そんな仕事にはぴったりの環境です。

アウトドアテーブルをデスクに

外ではノートパソコンをひざの上で使うだけでなく、書きものをしたい際には、アウトドア用のテーブルを持ち出して作業をしています。
オフィス用の机やテーブルを持ち出すのは大変なので、軽くて持ち手がついているアウトドア用のテーブルをデスク代わりにしています。
ただアウトドア用なので、テーブルの脚のガタつきは気になってしまいます。
新たに設置した自社専用のワーケションオフィスでは、デスクをそのまま外に出せるようにキャスター付きのデスクを自作しました。
室内とつながっているウッドデッキに出して、外で仕事をしやすくするという方法を試みています。

意外に進む外での仕事

外で仕事をする難点は、陽の光がパソコンの画面に反射し、見えにくいことくらいです。
あまり気にせず、どんどん仕事を勧めていくことができます。
タープを出せば、問題を解決できるかと思いますが、さすがにそこまでしようと思ったことはありません。
変わりやすい山の天候で、雨が降りだしても、椅子とノートパソコンを持ってサテライトオフィスの中にすぐに避難することができます。
また、周りに建物も無いため、好きな音楽を大音量でかけながら仕事をしても、周りからクレームが来るようなこともありません。

普段とは違う仕事の進め方

こうしてみると、普段はできないことをやることで、解放感を得ているようにも思います。
その解放感がいつもと違う感覚を生み出して、仕事の質を普段とは違うレベルにしてくれているのかもしれません。
普段と違うという点からは、真冬のサテライトオフィスならではの変わった仕事の楽しみ方も紹介しましょう。
冬には零下まで気温が下がるので、外で仕事をするなど思いもよりません。
それをあえて、外で仕事をすることで、頭が冷やされてスッキリとした感覚で仕事をできます。
まるで雪の中で露天風呂に入っているような感覚です。それには準備も必要です。
ダウンジャケットはもちろん、ダウンのズボンを二重にはき、足元には防寒用のブーツと、完全な防寒対策をします。
体はポカポカですが、寒さで頭が冴えて、これが思いのほか仕事をはかどらせてくれます。 これも普段と違う環境だからこそ、できる仕事の楽しみ方です。

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コラムを担当したデザイナーについて

土屋 真の写真

土屋 真Tsuchiya Shin

デザイナーの⼟屋真は、一級建築士として建築デザインを行ってきました。現在では移動する空間のデザインを専門としています。

土屋は研究者としての側面も持っており、トレーラーハウスの利用についての研究で博⼠号を取得しています。

国内の設置事例に関する数々のフィールドワークや製造現場の調査などを⾏っています。

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