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サテライトオフィスのランチでの思わぬ効能

カテゴリー
ワーケーションとデザイン

2022.08.14 ライター:小貫信比古

サテライトオフィスのランチでの思わぬ効能
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食材は事前準備があたりまえ

サテライトオフィスの周辺では、買い物をできる場所は限られています。飲み物やお菓子を欲しいと思っても、ちょっと歩けば手に入れられるものではありません。都心のようにエレベーターを降りればそこにコンビニがあるわけではないのです。その点は肝に銘じておかなければなりません。当然ながら、ランチやディナーをするような店もなければ、スーパーやコンビニもありません。なので、自分達で事前に食べ物を用意していく必要があります。とは言ってもスーパーマーケットは道志村にはないので、都市部であらかじめ食材を調達しておくことが重要です。

簡単にアレンジした食材をバーベキューで楽しむ

コストコ、肉のハナマサ、業務用スーパーなどで、多めに購入したものを、サテライトオフィスに完備された冷凍庫で冷凍保存しておくのが、サテライトオフィスで生活する上での流儀なのです。特にタレに漬け込んであるようなものであると解凍しやすく、その後もそのタレを使い、うどんを入れてアレンジレシピを楽しむこともできるのです。この方法は、仕事の合間に食事を取るという、限られた時間の中での時短レシピにもなり得ます。タレ付きの食材で言えば、冷凍で販売されている「松尾のジンギスカン」が私のおすすめです。 食材の調達という面だけで言うと少々不便さを感じるかもしれませんが、夏は外でバーベキューをして、食材を生かした手軽で簡単なバーナー調理なども楽しめます。メンバーと食材を切ったりと、一緒に食事の準備をしたりする時間も都会のオフィスでは味わうことのできない贅沢な時間です。

プロセスを共有できる貴重な時間

コンビニやレストランが近くにないサテライトオフィスでは、必然的に料理を協働での作業としてやらなければなりません。誰が切って、誰がその間に椅子や食器を用意し、誰が洗い物をするのか、役割分担をチームでやることになります。仕事もあるので、時間がない中でどのようにランチを作って食べるか、そのプロセスをチームワークで共有するわけです。普段会社では、プロセスを完全に共有する機会はほとんどありませんが、サテライトオフィスでは、料理の準備というところで、プロセスを共有することができるのです。NHKの人気番組「サラメシ」を知っていますか? この番組では「1週間に1度はみんなでごはんを作っています」という会社がよく登場します。以前の私は、なんでわざわざそんなことするんだろう? と思っていましたが、サテライトオフィスのランチで、その効能を身を持って体感しました。そして何より、みんなで作った料理をみんなで食べると格別に美味しいのです。都心のオフィスでは定期的にランチ会を行っていますが、それとは明らかに違う効果を感じています。

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コラムを担当したデザイナーについて

土屋 真の写真

土屋 真Tsuchiya Shin

デザイナーの⼟屋真は、一級建築士として建築デザインを行ってきました。現在では移動する空間のデザインを専門としています。

土屋は研究者としての側面も持っており、トレーラーハウスの利用についての研究で博⼠号を取得しています。

国内の設置事例に関する数々のフィールドワークや製造現場の調査などを⾏っています。

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