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サテライトオフィスからワーケーションへ
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2022.08.30 ライター:小貫信比古

メリットは、非日常の「ワクワク感」
平日の日中だけの利用にとどまっていたサテライトオフィスを、宿泊を伴うワーケーションの拠点として利用しはじめて半年。宿泊を伴うワーケーションの大きなメリットは、長い時間を過ごせるというところにあります。ワークとバケーションの間に挟まるハズの移動の時間も有効に使えるのです。常にバケーションと隣り合わせの空間で、いつもの休日とはまったく違うワクワク感を持つことができるのです。
ワーケーションの流れと楽しみ方
いつもの流れはこんな感じです。サテライトオフィスでの仕事を終え、宿泊のためのテント設営も終えたら、汗を流しに村営の露天風呂に向かいます。露天風呂で冷たい外気に当たりながら疲れた体を温めることで一日の頭の疲れがスッと抜けていきます。暗くなると食事の準備も大変なので、早めに温泉に向かいます。それが仕事を早く切り替えるきっかけにもなり、また一つのリフレッシュにも繋がっています。だいたい17時頃には温泉に向かうかたちとなります。そして暗くなる前に、宿泊場所に戻り夕食の準備をしていくのです。夕食はいろいろな種類の肉を用意したバーベキューをしたり、ダッチオーブンで長時間煮込んだスープで鍋を作ったり、時には餃子を焼いたりもします。そしてビールを飲みながら食事を終えた後は、ゆったりとしたたき火時間が始まります。 このように、ワーケーションでは仕事を切り上げた瞬間から、自由な時間=バケーションの時間が始まるのです。バケーションタイムは話が尽きるまで続きます。その後は、みんな寝袋にくるまりながら眠りにつきます。
「自由」がいつもとなりにある
朝もまた格別です。朝、鳥の声で目が覚めます。しっとりとした朝の空気を肌で感じながら周辺を散歩します。徐々にみんなが起きだし、コーヒーを淹れます。コーヒーを飲みながら朝日を眺めていると、もう一度そこでバケーションならではの穏やかな気持ちに満たされていきます。朝ご飯は、ホットサンドです。ホットサンドプレートを温めながら、今日何をしようかと考えていきます。このまま仕事を開始してもいいですし、またこのままバケーションを続けても良いのです。こうした自由さがワーケーションの魅力なのです。
コラムを担当したデザイナーについて

土屋 真Tsuchiya Shin
デザイナーの⼟屋真は、一級建築士として建築デザインを行ってきました。現在では移動する空間のデザインを専門としています。
土屋は研究者としての側面も持っており、トレーラーハウスの利用についての研究で博⼠号を取得しています。
国内の設置事例に関する数々のフィールドワークや製造現場の調査などを⾏っています。
ご要望に応じた提案をご用意します。
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