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道志村で子育てする 前編
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2024.08.19 ライター:もくめ書店
道志村には保育園でなく保育所がある
道志村には保育所がひとつ、小学校と中学校がひとつずつある。一応義務教育までは村内で受けられることになる。道志村は保育園ではなく保育所。何が違うのか詳しくはわからないが、入園式、卒園式が入所式、退所式になり、そのように大きく書かれたパネルの前で記念写真を撮ることになる。なんとなく「おつとめごくろうさまです!」と言いたくなる響きなのはなぜか。そしてなぜ卒所式でなく退所式なのか、その辺りは非常に謎めいている(おそらく単純に響きの問題だ)。ちなみに道志村には幼稚園はない。
とにかく明るい子供たち

そんな道志村の保育所にはベテランの先生方が揃っていて、安心して子供を預けられる環境である。そしてこれは保育所だけではなく、小学校中学校通してずっとそうなのだが、村内の同じ歳の子供たちがみんな同じひとつのクラスになるので、ずっと同じ編成で幼なじみ通り越してもはや家族?的な濃い仲間になっていく。その数はいまのところ1学年5〜13人程度の少人数なので、先生たちの目がしっかり行き届いてありがたい。
ただわたしも最初はその人数の少なさに驚き、もしも子供が途中で編入したときに受け入れられなかったらどうしよう……。もしも同級生とうまくいかず疎外感を感じてしまったら……なんて勝手な親の心配をしていたが、入ってみたらそんな心配は本当に喜憂だった。
保育所も小学校もこどもたちがみんな素直で、誰かを受け入れないなんて考えもしない明るくて元気な子ばかり。もちろんすべての学年のすべての子がそうだと言い切ることはできないが、わたしは本屋で行う子供たちへの読み聞かせイベントでは、今のところ出会う子はウッソーと思うほどみんな素直でいい子たちばかりなのだ。ちょっと元気すぎてハメをはずしすぎる!なんて思う時もあるけれど、子供って本来そういうものだよねと懐かしい気持ちにもなる。
小学校にはスクールバスで

それから小学校は1校しかないが、登下校にスクールバスが出る。道志村は東西に長い村で、はじから歩いていたらもう大変。でもスクールバスが全生徒を拾って登校、下校をしてくれるので安心だし、正直親は楽である。学校の校舎は比較的新しく(平成29年完成)、いまだひのきの香りがただようほど気持ちの良い木造校舎だ。校庭からはきれいに富士山が見え、まわりの山々と相まって春夏秋冬楽しませてくれる。田舎の風情あふれる小学校である反面、最新の設備も揃え、電子黒板や1人一台の端末などを駆使しながら、こどもひとりひとりに勉強はしっかり教えてくれる。
そんな道志村での子育ては悪くなく、想像していた以上良いと思う。
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