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やりたいことをやるために移住する
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2024.09.23 ライター:もくめ書店

移住して本屋をやると決めたのは

本が好きで本屋が好きでこれまで本屋さんで働いてきた。本屋の仕事は想像していた10倍以上はるかに大変で、苦労の多いものだった。しかし、大変以上に仕事が面白いと思えることが多かった。そんなこんなで自然と自分でもいつか本屋をやってみたいと思うようになっていた。今、全国で書店の数が激減している。本屋さんがない市町村は全国で26%もあるそうだ。道志村は本屋どころか図書館すらなかった。本に触れられる場所は学校の図書室くらいだった。そんな本屋ゼロ地域に本屋を作りたい!なんて、大きな野望があったわけではない。わたしはたまたま道志村に縁あって引っ越しをして、たまたまそこでやりたかった本屋をやろうと思っただけだ。そんなふうに始めた本屋だけれど、オープンから2年が経った今ここまで来てくれる方々に感謝される店になるとは思っていなかった。
そんな本屋になりたい

ただ「やるからには」という気持ちは常に持っている。やるからには、村の人たちに本と触れ合う機会をたくさん持ってもらいたい。特に子どもたちには積極的に本屋に来てもらいたいし、楽しんで本に触れて欲しいと思っている。この場所が道志村の文化の行き交う場所となるといいなという気持ちで毎月さまざまなイベントを企画して、普段本にあまり触れる機会のない方々にも本屋に足を運ぶきっかけになったらいいなと思っている。結果今ではたくさんの方々から「ここに本屋を作ってくれてありがとうね」という言葉をかけてもらえるようになった。本当に幸せなことで、いえいえこちらこそ心からありがとうという気持ちでいっぱいだ。
ちなみにこのコラム自体もそんなふうに道志村に引っ越してみたいなと思うきっかけや、道志村の本屋さんに行ってみたいなと思ってもらえたらいいなという気持ちで書き始めた。
もくめ書店はカフェも併設されていて、道志産のハーブティーやはちみつを使ったドリンクやデザート、また自家製のスパイスカレーなども出しているので、興味を持っていただけたらぜひ一度立ち寄っていただければと思う。
移住して何をするのか

ということで今移住を考えている方に、前回まず決めてしまうという手もあるとは書いたのだけれど、引っ越してそのあと、その場所で何をしたいのかということは少し考えてみてもいいんではないかと思う。働くことばかりじゃなく “とにかくのんびりする” とかでもいいと思う。そうするとのんびりするためには暮らしの場所を整えてとにかく居心地のいい空間にするとか、ストレスを感じないようにするためにストレスだと思うことから距離を置いてみるようとするとか、やはり目的があるとそのために整えたいことやしたいことが見えてくる。、そうすると移住生活がグッと真実味を帯びて成功への一歩を歩める気がするのだ。
道志村の移住者もそれぞれみんなやりたいことをやっている人たちが多く、一緒にすごしていると勉強になることが多い。畑をやりたい人(これが1番多いように見える)、養蜂をやりたい人、林業をやりたい人、飲食店をやりたい人。みんなそれぞれ目的を持って、日々楽しみながらそこに向かって活動している。そんなふうに自分の中にひとつこれがやりたいというものがあれば、たとえ新しい場所で何かにつまずいてもただでは転ばないような気がするのだ。不安も多いかもしれないけれど、楽しいことも多いはず。よかったら一緒に道志村で移住生活を楽しみましょう!
ご要望に応じた提案をご用意します。
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