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イベント「森のおはなし会」
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2024.12.09 ライター:もくめ書店

村の本屋として

この村に根付く本屋になるために、オープン当初から子どもたちむけのイベントは何かやりたいと考えていた。
いろいろ考えたけれどやっぱりシンプルに絵本を読み聞かせる ”おはなし会” がいいかなと思い、月に1回開催してみることにした。子どもたちへのアプローチの仕方も、読み聞かせに関してもわたしはあまり経験がなくて自信はなかったけれど、とにかくやってみよう、やってみてうまくいかないところを修正していけばいいという気持ちではじめてみることにしたのだ。
毎月のテーマ

月に1度テーマを決めてそのテーマに沿った絵本を数冊読み聞かせする。
例えば ”春の絵本” ”食べ物の絵本” ”こわい絵本” ”のりもの絵本” などなど。そして基本的にそのテーマに合ったなにかもプラスアルファでおこなったりする。焼き芋を焼いてみたり、お花見をしてみたり、ハロウィンの仮装をしてみたり……そんなレジャーも追加して楽しんでもらえるイベントにしたいと思って毎月頭をひねっている。
読み聞かせはコミュニケーション

車社会である道志村では、子どもたちだけで来るということがなかなか難しいので親が参加できないといけなくて、それだけでも参加のハードルが上がってしまう。それによってなかなか人が集まらない月もまだまだあるのが現状だ。
それでも少しずつ少しずつ村の親子を中心に村外からも集まってくれるようにはなってきた。
やってみると読み聞かせは実際のところコミュニケーションだなと思う。絵本を読んでいるんだけれど、すぐ目の前にいる子どもたちと対話しているような気持ちが生まれる。子どもたちも読み方によって反応が変わる。大ウケしてくれることもあれば気が散って遊び出してしまったりすることも。よくも悪くも素直な反応が返ってくるのでおもしろいし、次はこうしてみようという改善点にもつながる。読み聞かせは本当に奥が深いなと思う。親がする読み聞かせと外で少し遠い関係の人がしてくれる読み聞かせとはまた全然意味が違ってくることもわかった。どちらがいいとかではなく、どちらも子どもたちにとって必要なもので、愛情と社会性にもつながるやっぱりコミュニケーションなのだ。
ちなみにこのコラムのTOPの写真は、先日行われたハロウィン企画で7組の親子が参加。親子はもちろん、読み手と聞き手、村内と村外との子供同士のコミュニケーションで盛り上がりました。小さな村の本屋でありながら、村外にも夢が広がっているのを感じられ幸せでした。
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